デザートビュッフェはおもてなし?
デザートビュッフェという言葉を聞くだけで、顔がほころぶという方もおられるでしょう。『式を挙げるなら、デザートビュッフェは必須!』と思っている方もいれば、反対に取り入れるべきか悩んでいるという方もおられます。
ゲストの層を見て
まずは、どのようなゲストが参列されるかですね。招待状送付リストを見ながら、女性とお子さまの割合、年齢層をもとに考えてみましょう。甘党の男性ももちろんおられますが、お酒が進んでしまってデザートの前にお腹がいっぱい…という光景もよく目にします。
ビュッフェの金額は、2,000円(1人当たり)×人数分です。この方は食べないだろうなと思う人がいて、それがごく数名なのであれば、初めから人数を調整してご用意することも可能です。その場合、その方のお好きなお酒をお二人の手で準備する、引き出物をすこしグレードアップする、などお心配りがあるといいですね。
料理とトータルして考える
性別問わず、料理の量が多いとデザートまでお腹に入りません。デザートビュッフェを取り入れるなら、料理はあまりボリュームを持たせないのがおすすめです。また、個人でお腹の調整をしてもらうためにも、メニュー表にはデザートビュッフェがある旨書き添えておきましょう。
サプライズで彩り美しいデザートの数々を披露したいというお気持ちもわかります。しかし、「デザートビッフェがあることを知らなかった。だから料理をお腹いっぱい食べてしまった」となれば、ゲストからしてももったいない気分になりますね。
ゆったり楽しむ時間はあるか
見落としがちなのが、演出との兼ね合いです。ご友人による出し物や、新郎新婦のお二人が考えたイベントの真っ最中に、デザートを取りに行くのは気が引けますよね。内容盛りだくさんの披露宴は楽しいものです。そして、それと同じくらい、ずらっと並んだデザートの写真を撮り、ご自身でお皿に盛り、同じテーブルのご友人たちとティータイムを楽しむ時間も楽しいはずです。
ラインナップ
デザートビュッフェと一言に言っても、みなさんそれぞれのイメージで案を下さいます。これまでセントルミエールでデザートビュッフェを取り入れられた先輩カップルの方法を、シェアさせていただきますね。
キャラクターやモチーフを決める
ディズニーや、人気映画のキャラクターをモチーフにされる方は多いですね。くまのプーさんの顔が描かれた一口ケーキに、スパイダーマンのクッキー。お子さまにも喜んでいただけますし、焼き菓子は手で食べられるので渡しやすいですね。
キャラクターは取り入れず、装飾品で雰囲気を作るという方法もあります。アンティーク調の飾りつけをする、テーブルコーディネートと合わせて統一感を出す、などの方法を先輩カップルたちがされていました。いくつか写真が残っているので、打ち合わせの際参考にしてくださいね。
季節のフルーツを使う
季節のフルーツを取り入れるのもいいですね。記憶にも残るはずです。今はハウス栽培や輸入も盛んなので、季節に関係なくさまざまなフルーツを食べることができます。しかし、やはり旬のものはおいしいです。自然の恵みを自然のままいただくという点でも、私個人的におすすめです。
ご両家で育てているフルーツがあれば、ぜひお声がけください!お父様お母様はもちろん、ゲストのみなさまにも喜んでいただけることでしょう。お米や野菜を、アレンジしてデザートにしてもらうのも特別感があっていいですね。
美しさの続くカップデザート
デザートビュッフェは、みながそれぞれ自分のお皿に盛るものです。好きなものを選んで楽しんでいただける反面、お皿やトングが美しく保たれないのでは…と心配される方もおられます。
見た目の美しさを持続させたいなら、カップデザートを並べてはいかがでしょうか。スポンジケーキのほか、ゼリーやフルーツポンチを取り入れるのもおすすめです。容器のデザインや色を変えて、大人用と子ども用で区別してもいいですね。
シェフにお任せしちゃう!
「いい感じにしてもらえれば、それでOK!」という方は、シェフにお任せすることもできます。料理とのバランスや、式のテーマを考慮して、ご提案させていただきます。完全にお任せで、新郎新婦のお二人も式当日が初見という例もありましたね。ゲストと同じ表情をして楽しんでおられました。私たちスタッフからサプライズプレゼントをしたかのようで、なんだかとても嬉しかったです。
ゲスト全員に楽しんでもらう工夫
デザートビュッフェは、どちらかというと女性やお子さま、そして若年層に喜ばれるものです。しかし、できるかぎりゲスト全員に喜んでいただきたいですよね。
男性に喜ばれるデザートを盛り込む
プチシューやエクレア、プリンなどは、男女ともに人気のデザートです。もし不安があるようなら、招待するゲスト全員にアンケートを取ってみてはいかがでしょうか?結果をもとに、「1位プチシュー 2位チーズケーキ・・・」などランキングのPOPを作れば、ゲストのみなさんも楽しいのではないでしょうか。
遠方から来てくれたゲスト、小さいころからの幼馴染、など思い入れのある友人の答えが少数派だった場合は、「ランキング外!だけど新婦が食べたいと思ったもの」と笑いを誘う文面でお出ししてもいいと思います。
年齢層が高めなら、和スイーツを取り入れて
若い人の中にも、和スイーツがお好きな方はおられますね。あんこやきな粉が好きなお子さまも少なくありません。式のテーマにもよりますが、和テイストも取り入れると、より広い年齢層に喜んでいただけるかと思います。
まとめ
セントルミエールのデザートビュッフェは、これまで好評をいただいております。しかし、デザートビュッフェの内容以前に”取り入れるかどうか”で悩んでおられる方もいらっしゃいます。料理のあとのデザートプレートにボリュームを持たせるというやり方もありますからね。
セントルミエールの結婚式は、すべてがオーダーメイドです。「一般的にこうです」と押し付けるようなことはありません。デザート一つにしても、お二人で決めかねることはどんどん相談してくださいね。
飯倉 澪香 プランナー
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