4月の結婚式

結婚式で人気の月と言えば、10月、11月に次いで5月となっています。日中過ごしやすい気温で、朝晩の気温差も少ない季節。ウェディングドレスや和装での前撮りや、当日お越しいただくゲストのことを考えると、やはり秋や春が選ばれますね。

 

4月は気温も少しずつ温かくなり、年度のスタートでもあります。新しいことをスタートさせるには、絶好の時期です。『4月の結婚式』と聞いて、何を連想するでしょうか。

 

4月ならではの演出

今までのブログでも、季節を結婚式のモチーフとして織り込むこともおすすめしてきました。五感とリンクするため、自分たちの記憶にも、ゲストの記憶にも、残りやすいことと思います。

 

料理に桜を取り入れる

料理の一部に桜の花びらを散らす、桜をイメージさせるデザインのウェデイングケーキにする、なども4月の演出としてはぴったりです。デザートビュッフェをされるなら、通常のスペースとは別に、桜コーナーのようなものを設けてもいいかもしれません。

 

お帰りの際にお渡しするプチギフトを、桜のお包みにするのもいいですね。包み紙やギフト箱をわざわざ手配しなくても、オリジナルのステッカーなどを貼り付けるだけでも充分季節感が出ます。

 

ウェルカムスペースを桜で満開に

ウェルカムスペースの飾りつけは、新郎新婦のお二人にお任せしています。想い出の写真を飾り付けたり、式のイメージに合うようなアイテムを持ち込まれたり、みなさま様々な方法で素敵に仕上げてくださっています。

 

同じ写真を飾るなら、桜の写真をたくさん飾られてはいかがでしょうか?ゲストのみなさまに春をおすそ分けするのです。普通の写真でももちろん構いませんが、ポラロイドのような形にするのも味が出ておすすめ。その写真を撮りに行く工程も、お二人にとってきっと楽しいものになりますよ。

 

ゲストの方にスタンプしてもらい仕上げるウェディングツリー。こちらを桜仕様にしたり、ウェルカムカードを桜の葉の形にしたり、手軽にできるアレンジもたくさんあります。

 

桜を用いた演出

挙式のアフターセレモニーとして、フラワーシャワーが定番です。こちらを桜で行う方もおられます。桜の葉は和紙で手作りすることもできるので、手作りすれば節約にもなりますよ。

 

テーマパークのような盛り上がりが欲しい!という方は、プロジェクションマッピングの中で桜を取り入れてはいかがでしょうか。春をイメージしたものもたくさんありますので、お二人のイメージに合致するものをお探しします。

 

ゲストへの配慮

4月の結婚式には、気を付けるポイントがいくつかあります。まず、4月は年度初めです。入学、進学、人事異動、転勤などで上旬は忙しい人が多いもの。招待されるゲストの層にもよりますが、行事に左右されない日程を選ぶなら、4月中旬~GW前がおすすめです。

 

次に、地域やその年によって朝晩は肌寒さが残るかもしれません。遠方からの参列者が多い場合、行き来の時間帯を考えて日時を設定する必要があります。会場でできる配慮、おもてなしは私たちも力を尽くしますので、気兼ねなくご相談ください。

 

4月挙式は早めの検討を

上記を踏まえると、4月の中旬は先に予約が埋まってしまいます。また人気の季節とあって、同じ日取り、別の会場で式を挙げられるご友人もおられるかもしれません。4月の結婚式を検討される際は、早めに式場を押さえ、招待したいゲストの方にも早めに日時を伝え、予定を開けておいてもらいましょう。

 

ただし親族や親しい友人だけを招いて、少人数のウェディングパーティを計画されている方は別です。招待したい方々の都合があえば、あえて4月上旬やGW前半に式を挙げるのもよいでしょう。日程についても、ぜひご相談ください。

 

招待したい人を思い浮かべて、計画する

どの季節、どの月を選んだとしても、気に掛けることは同じです。大切な人に、心地よく参列してもらえるかどうか。仕事関係の方を招待するなら、人事異動のタイミングなどある程度わかりますね。久しぶりに会う友人や、近況をよく知らない方を招待する場合は、4月上旬やGW前は避けるのがベストです。

 

お二人の招待したい人数、ゲストの層に合わせて、日取りは考えましょう。余裕を持って計画すれば、演出もいろいろ考えられますし、早く伝えられるので予定もあけておいてもらえるはずです。あたたかな素敵な式になりますように。

 

飯倉 澪香 プランナー